▽2人分の個人情報は判読可能
問題の画像はツイッターにアップされた写真(現在は削除)と同じもの。ツイッターでの騒動で反省したのか署名した市民4人の個人情報は見えないように加工されています。しかし、欄外にある署名呼び掛け人のフルネームと携帯電話番号は残ったままで、不特定多数がアクセスできる状態になっています。これとは別に、携帯電話番号が判読可能なチラシも別カットでアップしています。またツイッターには掲載されていない、別のカメラクルーの顔写真も新たに投稿していることにも神経を疑いました。報道目的の人間の顔写真を撮影し、ネットで拡散する目的はなんでしょうか。私は報道自体の萎縮を狙っているとしか考えられません。
杉田氏は集会が韓国人徴用工に関するもので参院議員会館で開かれたことを批判し、憎悪を煽っています。杉田氏の主張を真に受けた人物が個人情報を悪用する懸念は当然想定されます。国民から寄せられた批判を無視し、事態を放置し続ける杉田氏の責任は重い。
国民の情報を公人が無断で拡散し、これを誰も止められない。こんな不条理なことがあって良いはずがありません。ツイッターやブログは小さな草の根の主張かもしれませんが、やがて大きなうねりに変わるよう期待しています。
▽規則を守らない国会議員
杉田氏は15日にツイッターの一連の投稿を削除した後、「会議室を借りたのは立憲民主党の神本美恵子参院議員です」と議員の氏名が表示された電子掲示板の写真とともにツイートしました。議員会館はテロを含むセキュリティーの関係から、会議室内部と議員の事務室以外の写真撮影は禁止されています。たくさん質問をいただいています。— 杉田 水脈 (@miosugita) February 14, 2019
昨日の集会、我々が入室したのは国会議員の挨拶が終わった後だったので、どなたがどんな挨拶をされたのかはわかりません。
会議室を借りたのは、立憲民主党の神本美恵子参議院議員のようです。 pic.twitter.com/PnzSp4FZr2
杉田氏の撮影した電子掲示板は、会議室の外側の壁にあり、共用廊下からしか撮影できません。つまり禁止場所から撮影したということを写真で証明してしまっているのです。
言うまでもなく、立法府の国会議員は規則を作る側の人間であり、規則を破って写真を撮っていいはずがありません。こんなことが許されるなら誰もルールを守らなくなります。
また杉田氏は自民党外交部会の副部会長として、人一倍テロ対策などにも神経を使わなくてはならない立場です。野党に対する憎悪を煽るために、日本の中枢の情報を外部に拡散するのはどうもおかしな話だと考えざるを得ません。規則を破ってまですることでしょうか?
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