Markup 桜ういろうログ: 2019

2019年7月11日木曜日

【杉田水脈】応援演説で問題発言連発、自民も敵に?!

 自由民主党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が、参院選の応援で各地を走り回っているようです。スケジュールは一般公開されていないため、全国の杉田ウオッチャーが悶々とした日々を送っていました。
そんな中、ツイッターに杉田氏の応援演説をアップしてくれた方がいたのです。
映像を再生すると杉田氏の口からは、信じられない言葉が出るわ出るわ・・・
有権者を敵に回したり、被災地復興を人質に取るような発言をするなどドライブ感抜群。
ただ、なんの圧力があったのか、その映像は理由もなく削除されてしまいました。
せっかくなので、サルベージできた一部の映像とスクリーンショットから当時の様子を振り返ってみます。(写真、映像はツイッターから引用)


▽自民党議員16人を無能扱い

杉田氏は10日、自民党候補を応援しようと大阪市阿倍野区の近鉄阿部野橋駅前に駆けつけました。ネイティブの関西弁でまずは聴衆のハートをつかもうとしますが、いきなり、ずっこけます(笑)
「 ただ今紹介いただきました衆議院議員の杉田水脈です。私、いつもこの天王寺ミオの前で演説するとテンション上がるんです・・・杉田ミオなんで。あんまりウケなかったですね、ムッチャウケなかったですね」(削除済みの映像から)
ちなみに「天王寺ミオ」とはJR天王寺駅の駅ビルのことで、当然ながら杉田水脈氏とは全くの関係ありません。
杉田氏は、スベったことを挽回しようとしたのか、2018年6月18日の最大震度6弱を記録した大阪北部地震や豪雨災害に話題を移します。
そして、被災地復興はもっとスピーディーにできたのではないかと聴衆に問いかけるのです。
さて、そこからが問題です。
復興が進まない理由について、杉田氏は「国とのパイプがないのが大阪の弱点なんです」と言い放ってしまったのです。


「大阪のみなさんも聞いてください。なかなかできないこと、震災復興の話もあります。もっとスピーディーにできたはずなんです、大阪は。やっぱり国とのパイプがどうしてもないということが今、大阪の弱点になっています。そこをしっかり考えて、1枚目の投票用紙には太田房江とお書き下さい」(映像から)

しかし、ですよ・・・大阪府には自民党の国会議員が大勢おられます(執筆時点)。
自民党のホームページを確認すると、衆院議員が14人、参院議員が2人の計16人もいらっしゃいます。

これだけの数の議員たちが大阪から国会に送り込まれているにも関わらず、杉田氏は「国とのパイプがない」と決めつけ、パイプがないから復興はスピーディーにできなかったという謎理論を展開してしまいます。これだけ多数いながら「国のパイプがない」と一刀両断される自民党の国会議員の方々ってそこまで無能なのでしょうか。
 また、それぞれの議員の先生方の向こうには投票した有権者がおります。その有権者をも愚弄する発言と言わざるを得ません。

▽古巣の維新をdisるわdisるわ

これで終わらないのが杉田水脈センセイです。
 批判の矛先は、自民党よりも地元で人気のある「日本維新の会」へと向かうのです。



「大阪だけに人気のある政党」とは、言うまでも無く「維新」のことです。
丸山穂高衆院議員(同党を除名済み)が今年5月、北方領土をビザなし訪問した際に、訪問団長に対して暴言を吐いた問題を槍玉に挙げ「外交なんか絶対にできない」と舌鋒鋭く批判しました。
ロシア大使に謝ったのは大阪市長の松井一郎党代表ですから、松井氏もケチョンケチョンに批判されたことになります。
 杉田氏は自民党の「外交部会副会長」に就任しているので、外交のスペシャリストのつもりなのでしょう。
相当強気になっている様子がうかがえます。
杉田氏の演説は熱を帯びます。以下、映像と文字起こしも掲載します。

「昨年は大阪いろいろありました。北部の方では地震があり、ここ南部の方では豪雨災害に見舞われまして、関空も大変なことになりました。私南海電車でずっと乗っていくと、豪雨から何か月もたって秋になっても冬になってもまだブルーシートがかかっているおうちが沢山あって、それを見たとき本当にビックリしたんです。 みなさん、ここ大阪ではですねえ、どうしてもここ大阪だけ強い政党があるんでね。「私そこに入れたわ」という方もいらっしゃるかもしれないですが、やっぱり国とのパイプがないと復旧復興のスピードはなかなか上がっていかないんです。この話ね、他の都道府県でやるとみなさん「あー、そやそや」と手をたたいてくれるんですけど、ちょっと大阪は分かりにくいかもしれません。大阪だけねじれが起こっていますんでね」(映像から)
杉田氏は同じ国民であっても、与党政治家が地元にいるかどうかで復旧復興のスピードを変えるのが自民党政権だということを強調したいようです。
  さて、このトンデモ発言に「杉田っていう嘘つき」と驚き呆れたのは松井一郎代表です。
杉田氏の1期目は維新の会で比例復活当選し、その後自民党に移ったため維新は「古巣」です。
松井氏のほか、橋下徹氏らも応援演説に駆けつけ、何とか当選にこぎ着けたことを思い出したのでしょう。「一度でも一生懸命応援した自分の馬鹿さ加減に呆れている」「人を見る目が・・・馬鹿です」と落ち込んだ様子。
 この問題には吉村洋文大阪府知事も一言。
杉田氏の発言に対し「震災にかけて、こんなことを堂々と言う国会議員のセンセイ」と批判しています。
自民党に移籍後に杉田氏があちこちで維新を批判しているとして、橋下氏が杉田氏を「ザ・ポンコツ」と非難していました。杉田氏は「維新や橋下氏に対して悪口は言っていない」と反論していたのですが、今回のこの剣幕を見ると、やっぱり悪口を言っていたのでないかと思わざるを得ません。

▽復旧の遅れの原因は人手不足

そもそも杉田氏の主張するように、大阪は国にパイプがないから災害からの復旧復興がスピーディーに進まないのでしょうか。与党政治家がこのような発言をすること自体が憲法違反とさえ言えるのではないでしょうか。
 大阪の復興が遅れている原因については、NHKの「クローズアップ現代 復旧できない… 災害多発時代 あの被災地は今」(18年11月27日放送) 
に詳しくまとめられています。
 まず、毎年のように全国各地で災害が起きているため、復旧復興の作業を行う職人の絶対量が不足しているという現実があります。NHKによると過去5年間で、国が激甚災害に指定した被災地のある道府県で、その数は29に上るといいます。屋根の工事でさえ数年待ちというエピソードも紹介されています。
 さらに、国の被災者生活再建支援制度の対象は、全壊か半壊の住宅が対象で、屋根瓦が落ちるなどの一部損壊については対象外です(図はNHKのHPから)。ブルーシートで覆われた屋根の修繕は自腹となります。これは個人の私有物に、税金をどれだけ投入するのかという問題を抱えており、自民党の判断で大阪だけ大盤振る舞いすれば解決するような簡単な話ではありません。

 こうした複雑な問題を杉田氏はどのように解決する計画があるのでしょうか?「自民党候補に投票すれば復興が早くなる」と無責任な発言を繰り返すだけではなく、人材不足をどのように「大阪だけ」解決するのか、一部損壊の住宅への血税投入を「大阪だけ」許すのか教えてほしいものです。
 そもそも被災者生活支援制度自体は阪神大震災がきっかけで誕生しました。ここで大きな役割を果たしたのが、震災で被災した作家の小田実氏です。小田氏はベトナム反戦運動「ベ平連」での活躍で知られ、左翼系論客として知られていた人物です。小田氏は与野党の政治家と粘り強く交渉し、議員立法による法成立を後押ししました。
 このように災害対応に与野党を区別することに意味はなく、今そこで困っている被災者を助けたいという、国民一体の思いこそが行政を動かすのです。「国とのパイプの有無」で置き去りにされる被災者がいるなら、そんな日本にしてしまった政治家自らが反省すべきことなのです。「票を入れたら助けるよ」「助かりたいなら自民党へ投票を」という露骨な利益誘導をする国会議員を減らすことが、日本をよくすることにつながります。
 憲法15条2項は、「公務員はすべて国民全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」と定めています。投票を前提に一部に奉仕することを主張する杉田氏は憲法にも反していると考えられます。

▽会いに行けない杉田水脈

このように、自民党支持者はもちろん維新の会の支持者まで敵に回す離れ業を演じた杉田水脈氏の応援演説をぜひ聞きに行き、スリリングな時を楽しみたいという方々もいると思います。
 しかし、大変残念なことに杉田氏は日程を一般には公開しないと発表してしまいました。どうやら演説を妨害されることを懸念したようです。杉田氏の応援演説に遭遇する幸運に恵まれた方がいらっしゃいましたら、スマホでも構いません。ぜひ映像をネットに上げて有権者で共有し、語り合いましょう。

2019年7月8日月曜日

【百田尚樹】デュープスという言葉を流行させようとして大失敗に終わる

ベストセラー作家の百田尚樹氏が7月7日、ツイッターで奇妙な呼びかけを始めました。
なんでも「皆さんがデュープスと挙げてくださる有名人の、デュープスとなる証拠の言動を教えてくれませんか」というものです。
「デュープス」なる見慣れない言葉・・・。
百田氏なりには次のように人を馬鹿にする意味を持つそうです。
なぜこんなことを言い始めたのでしょうか。

▽レッテル貼りの道具に

目新しい言葉で共産主義的指向を持つ人々にレッテルを貼り、嘲笑の対象にしようという魂胆が透けて見えます。
 今回の百田氏はこの対象を著名人に広げることで、左派の言論を無力化し、彼らの影響力を低下させようとするのが目的とみられます。
 もっとも、こうした表現は昔からあり、「あいつはアカだ」とか「あいつはヒダリマキだ」といった表現を言い換えただけに過ぎません。
 ただ百田さんは「デュープス」という新語に、それなりの拡散力があると踏んだのでしょう。
 なぜか前のめりに流行させようとしているのです。
百田氏の狙い通り、フォロワーからは次々と以下のようなリプが寄せられます。


目論見通りかどうか、ネトウヨさんによる「在日認定」のような様相を呈してきています。
根拠は明示されていないものもあるのでよく分かりませんが、単にリベラル系の主張をした人が対象のようです。

▽百田氏自身がデュープス?

ところで、ここで一般的辞書で「Dupes」の意味を調べると驚くべきことが判明するのです。
 日本の英和辞書のスタンダード『ジーニアス英和辞典』(大修館)にはdupeは次のような説明があります。
可算名詞で①だまされやすい人、ぼんやり者、間抜け②(人・権力などの)手先、お先棒
百田氏の説明とは正反対であることに気付きます。
 左派言論人は現政権を信じるのではなく批判したり、問題点を指摘したりします。
ましてや「権力の手先」という意味では完全に的外れなレッテル貼りです。

 ここで思い出したいのは「デュープスの著名人は誰だ」と呼びかけた百田尚樹氏が、辞書的な意味でデュープスそのものの行動をとってきたことです。

 百田氏は昨年幻冬舎から出版された『日本国紀』で、ネットのデマである「マッカーサー神社」を本当に計画されたものと信じ込み、発起人に朝日新聞社長がいたと批判的に記述しています。
 しかし、真実は「マッカーサー記念館」を揶揄した表現が一人歩きしただけで、神社ではありませんでした。 この経緯は論壇ネットの記事が詳しいです。
  しかも発起人には秩父宮両殿下も名を連ねており、間接的であれ皇室を貶める不敬な内容だったことは、これまで多くの人々が指摘してきた通りです。

 深く事実を確認することもなく、ネット情報に飛びついて大恥をかく。
 文字通り欺されやすいデュープスそのものの行動をしております。

▽一方的主張を信じ込んだ記念碑的作品が『殉愛』

ツイッターではこんな指摘もありました。
そう。
やしきたかじんさんの嫁さんの言い分だけを掲載し裁判沙汰になった『殉愛』のことです。


添付ファイルはこのように「信じ込んだ男」の戯れ言が記されています。



 百田氏の勇ましい言葉とは裏腹に、やしきさんの長女が虚偽記載で名誉を傷つけられたなどとして幻冬舎を訴えた裁判は2017年12月、幻冬舎の敗訴が確定。18年11月には東京地裁が元マネジャーの名誉毀損の訴えを認め、百田氏と幻冬舎に275万円の支払いを命じています。
 あれだけ事実だと公言していたのに、結局は虚偽記載であるという訴えを覆すには至っていません。つまり、司法が百田氏を「だまされやすい人」だと認定してしまったと言うことができます。
 そんな記念碑塔的作品が『殉愛』だったわけですね。


▽権力の手先

また「権力の手先」という辞書的意味でも、百田氏は間違いなくデュープスです。
 安倍政権に批判的な朝日新聞や野党を攻撃し、歩調を合わせるように韓国を口汚くののしってきました。以下のツイートは韓国の人たちや障害者の方々を貶める、日本人として本当に恥ずかしいツイートです。
昨年9月5日には自称ジャーナリストの有本香さんが安倍晋三首相にインタビューをした際にも、百田さんは出迎えて親しく言葉を交わしています。

ことし4月13日に新宿御苑で催された安倍首相主催の「桜を見る会」には百田氏、有本氏ら虎ノ門ファミリーが招待され、笑顔で交流した様子が報じられました(写真はANNニュース)

▽またしてもウィキペディア?

さて、そもそも百田氏はなぜデュープスの意味を、共産主義と結びつけて主張してしまったのでしょうか。
ネット検索すると、なんとウィキペディアの説明にそっくりではありませんか。

 まさか・・・これコピペしたなんてことありませんよね?
 『日本●紀』で散々懲りたと思っていたのに、何も学んでないわけないですよね?
ツイッターでは「デュープ百田」という何やらスナイパーのようなネーミングも生まれてしまいました。
 辞書に正反対の意味が記されている単語なのだから、一方的なレッテル貼りの言葉としては有効ではないように思えます。
 そもそも日本人なんだから普通に日本語を使えばいいのに。

2019年7月5日金曜日

【有本香・百田尚樹】靖国問題巡り橋下徹氏に論破される

靖国神社を今後どうするかを巡り、元大阪府知事の橋下徹氏と自称ジャーナリスト有本香氏がツイッター上で対立しているようです。そこにベストセラー作家の百田尚樹氏や足立康史衆院議員も参戦し、泥仕合の様相を呈す結果となりました。そもそも事の発端は何で、彼らは何を巡って対立しているのでしょうか。


▽最初に噛みついたのは・・・



そもそも発端は6月29日の有本香さんのツイートでした。
日本維新の会の浅田均参院議員(大阪)が、戦没者の追悼施設に関し「(靖国神社とは)別の形で造る必要がある」と主張したことに対し、有本氏はコピペ疑惑で知られる『日本国紀』を宣伝しながら「基本的知識がない」「安易な策」と噛みつきました。
これに反応したのは橋下氏です。首相が参拝できない現状があるとし、声高に靖国参拝を叫ぶ有本さんの姿勢に疑問を呈したのです。

続くツイートでは「何よりも重要なことは、とにかく天皇と首相が英霊を参拝すること」と強調し、手始めに各地に所在する「旧陸軍墓地」に眠る英霊に対応することが国の義務だと指摘しています。
その上で、橋下氏は「一宗教法人に国の英霊を祀ることを任せるのはおかしい」と批判して、次の4点を提案します。
①国家の英霊を祀る施設は国立にすべき
②A級戦犯を分祀すべき
③靖国神社を国立施設にする
④政教分離の例外とするための憲法改正をする
⑤旧陸軍墓地を国立追悼施設にする
そうすれば、天皇陛下と首相が参拝可能で、中国が難癖をつけてきても突っぱねられると訴えました。
こうした考えに至った理由について、橋下氏は以下のように説明します。
以前はネトウヨさんの主張そのものの無責任な主張が、政治経験を積む上で考えが変わったのだということのようです。
これに対し、自民党の長島昭久衆院議員が、東京裁判が戦犯とした判決を基準にするのではなく「満州事変以降の戦争指導者を全て霊璽簿から削除することを国会決議すればいい」というアイデアを提案しました。

▽さらに噛みつく有本香氏 

これに噛みついたのが、有本香氏です。
 何かに取り憑かれたような凄い剣幕です。
これに対し、橋下氏は政教分離を定めた憲法20条を改正すればいいと反論し、有本氏に対し「どれほど威勢のイイことを言い続けても、現実、首相も世界の指導者も靖国に花を捧げることがない」と説諭しました。

足立康史氏は、この辺りの議論はマイルドで、橋下氏の主張を追認する内容です。
百田尚樹氏も、口を挟み始めますが、橋下氏が東京裁判について「終戦の政治プロセスを裁判の形にしただけ」と極めてドライに説明します。

それでも百田氏は「国が神社を建立することになり、政教分離の観点からも難しい問題を孕む」しつこく食い下がり、橋下氏は「だから憲法改正」と反論します。これに対して百田氏は「全部対症療法」と批判しましたが、橋下氏は「主観的な評価」と取り合いません。

それでも諦めない百田氏。今度は「対症療法では中韓はますます内政干渉してくる」と根拠のない主張を始めたのですが、橋下氏は「ではどのような策が?」と聞き返し、百田氏の無責任な主張を自覚させようと畳みかけます。

▽無責任なコメンテーター?


無責任な発言を繰り返す百田氏に助け船を出そうとしたのか、有本氏も再び参戦したのですが、これが何と「無責任なコメンテーターの一人に徹する」という爆弾発言でした。橋下氏は呆れたように「それで、いつごろ天皇陛下が参拝される見通しでしょうか?」と問いかけます。

有本氏はこれに回答せず、「国内メディアと特定の外国が騒ぎ出し問題化させる前の環境に戻せばよい」と具体策を提示せずに感情論を披瀝したところ、橋下氏は「不可能」と断言します。これ、完全に呆れています。

そこで有本氏は論点をずらすことを思いついたようで「憲法20条の改正」は到底実現しないと否定します。橋下氏はすかさず、戦争に巻き込まれる懸念が少ない分憲法9条2項の改正よりも批判は少ないだろうとの見通しを示し、有本氏を論破します。
ここで、黙っていた百田氏が登場し「朝日新聞と中国と韓国が悪い」という門切り型の批判を展開します。これに対しても橋下氏は「A級戦犯の合祀が、もともと突っ込まれる要素」「結局、百田さんには策なし」と断定。結局、百田さんは「私はこの論争に疲れたから降ります」と白旗を揚げてしまいました(実際は、その後も「中国ガー」「韓国ガー」と騒ぎ続けます)。

▽壊れたレコード


そしてまた有本氏が現れ「元の静かな環境に戻すほかない」と壊れたレコードのように同じ話を蒸し返すと、橋下氏は限りなくオブラートに包んで「この〇ホが」という主旨の発言で言い返しました。
壊れたレコードは、白旗を揚げたはずの百田氏も同じ。しつこく同じ話を繰り返すと、橋下氏は「百田さんは中韓を無視して参拝しろとしか言わない」と、これまた分厚いオブラートに包んた「このア〇が!」との主旨の発言で反撃するのでした。

流石に百田氏も言い返します。当初、橋下氏がA級戦犯を分祀するとしていた主張に対し、「中国が『BもCも外せ』と要求してきたらどうするのか?」と鋭い反論を展開したのです。さすがにこれは橋下氏も痛いところを突かれたようで「長島昭久さんの考えが秀逸」とスルリと逃げてしまいました。
橋下氏もだんだん面倒くさくなってきたようで、有本さんが噛みついたことが発端だったことにして議論の収拾を図ろうと試みます。

議論はこの後も続くのですが力尽きたので、また更新します。

2019年4月25日木曜日

【杉田水脈】高円寺の騒動は選挙妨害か?

 杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が今月16日、統一地方選後半戦の杉並区議選(21日投票、22日開票)の応援演説でJR高円寺駅前を訪れた際、集まった群衆の一部から抗議の声が上がりました。この様子を「選挙妨害」だと非難する意見も相次いでいます。
 ここで一度、同様のケースでは当局がどう動いたのか、なぜあの場所で抗議活動が先鋭化したのか、今後どうするべきなのか、といったことを考えたいと思います。

▽集客の好条件

まず当日の様子を振り返ってみましょう。
 前日の15日午後8時14分、杉並区議候補だった男性がツイッターで杉田氏が高円寺駅南口に応援演説に来ることをアナウンスしたことから始まります。
 この情報はまたたく間にリツイートされ、情報が拡散されることになりました。
 杉田氏も16日午後1時、「本日、本会議とレクの終了後、高円寺駅に向かいます!よろしくお願いいたします」とツイート。
 予定通り準備が進む様子がリアルタイムで伝わりました。
 高円寺駅は新宿からJRで数分で、19時の開始時間は帰宅時間と重なったこともあり、多くの人が杉田氏を見ようと訪れました。
 演説の開始と共に現場の様子を伝えるツイートが次々と投稿され始めました。

 映像を見る限り、聴衆の行動は昨年の「LGBTは生産性がない」とする論文に対する抗議が中心で、プラカードを掲げて大声で「帰れ」と連呼する様子が目立ちました。
 杉田氏に対して話しかける人も現れ、現場の混乱した状況が伝わってきます。

 今回の一件は、事前に本人らから直接広報がなされたことに加え、演説場所のアクセスのよさ、仕事帰りにも寄れる時間設定などの条件がそろい、カウンターを含めた大量の聴衆が集まり、大きな抗議に発展したものと考えられます。

▽選挙妨害は重罪

こうした様子に杉田氏を擁護する立場の人たちからは「選挙妨害だ」という声が上がっています。
 さっそく法律を見ていきましょう。
 公職選挙法225条は次のように規定しています。
(選挙の自由妨害罪)
第二百二十五条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮こ 又は百万円以下の罰金に処する。
一 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人に対し暴行若しくは威力を加え又はこれをかどわかしたとき。
二 交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀き 棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。
(三は省略)

 確かに、応援演説をする者は「選挙運動者」に該当し、大声を出すことは「威力」という解釈が成立します。演説の妨害に関しても記述がありますね。
 さらに同法230条では多人数で225条を違反した場合の罰則を細かく規定しています。
(多衆の選挙妨害罪)
第二百三十条 多衆集合して第二百二十五条第一号又は前条の罪を犯した者は、次の区別に従つて処断する。選挙に関し、多衆集合して、交通若しくは集会の便を妨げ、又は演説を妨害した者も、同様とする。
一 首謀者は、一年以上七年以下の懲役又は禁錮に処する。
二 他人を指揮し又は他人に率先して勢を助けた者は、六月以上五年以下の懲役又は禁錮に処する。
三 付和随行した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。

 首謀者に関しては有罪が確定すれば「最低でも懲役1年以上」、指揮した者は「6か月以上の懲役・懲役刑」となるのがポイントです。また周辺で一緒に騒いだ人たちも20万円以下の罰金または科料があるそうです。
 これは相当重い罪です。

▽首相のケースも逮捕者ゼロ

ただ実際に選挙妨害で立件されるのは、候補者自身の当選を阻む目的で、街頭演説中に本人に暴行を加えるケースが大半なようです。
 最近の事例を調べると、2015年11月の大阪市長選で、街頭演説をしていた陣営関係者に「殺すぞ」と言って模造刀を振り回した男が逮捕されています。13年7月には参院選東京選挙区に立候補した鈴木寛候補の街頭演説では、ペットボトルの液体を鈴木氏にかけた女が逮捕され、12年の衆院選では、堺市の男が街頭演説中の候補者の選挙カーのドアを開けて中に放尿したとして現行犯逮捕されています。
 杉田水脈議員のケースで言えば、彼女の主張に抗議したい人が集まったのであり、杉並区議候補の当選を阻む目的ではないようです。
 これは17年7月の東京都知事選でも秋葉原駅前で街頭演説に臨んだ安倍晋三首相に対し、聴衆の一部から「やめろ」「帰れ」というコールが起き、菅義偉官房長官が「選挙妨害だ」と批判したケースが今回の杉田氏の事例と重なります。
 その際も、結局のところ立件された人は出ませんでした。
 逮捕に至った事例では、模造刀を振り回したり液体をかけるなど、誰がどう見ても候補本人を含む陣営を恐怖に陥れる行動だったのが特徴です。それに対し、杉田氏のケースはプラカードや声で候補者以外に対し別のテーマに関して抗議しているだけです。
 もし立件するとすれば、相当ハードルが高そうです。
 ただ、杉田議員の騒動に関する夕刊フジの記事には「中にはビンを投げつけようとした者まで現れ、警察官に連行されたという」という記述があります。
 しかしツイッターに投稿された多数の映像にはそうしたシーンは一切写っておらず、あれだけの人数が集まったにも関わらず目撃情報すらありません。現場に展開した多数の警官に誰も現行犯逮捕されていません。
 通常の記事なら、「杉並署によると」「警視庁によると」と出所を明記するものですが、それもないため印象操作のための流言飛語のようにも読めます。
 もし、そうでないなら夕刊フジ側がきちんとソースを明示すべきです。

▽求心力維持に利用も

杉田氏はLGBTを傷つけた記事について謝罪せず、単に「誤解を招き心苦しく思っている」と釈明し、あたかも誤読した国民が悪いと決めつける表現で神経を逆なでしました。安倍首相も「まだ若いですから、そういうことをしっかり注意しながら仕事していってもらいたい」と擁護しています。
 杉田議員は比例単独で当選しているので、国民が選挙で直接審判を下すことはできません。不満を持った首都圏の人々が抗議の声を直接伝えられる場所が、今回の応援演説だったのかもしれません。「#会いに行ける杉田水脈」というハッシュタグがトレンド入りしたのも、機会を待ち望んでいた国民の多さを物語っています。
 カウンターの人たちは杉田氏に国民の怒りを伝える目的で集まったに過ぎず、それが、たまたま街頭演説の場所だったというのが真相のようです。
 ちなみに、全国的に有名になった候補者は、その後無事に区議に初当選しました。
 当の杉田氏は22日のご自身の誕生日に際し、暴力的な選挙妨害があったことなどを列挙し「卑劣な人たちの圧力に屈しない」と主張するツイートを3連投しました。最初のツイートに対しては1万以上の「いいね」が付き、結果として支持者の求心力を強めることに成功したようです。
余談ですが、なぜかこのツイートでパーティー券の購入を呼びかけており、ツイッターでは「これが被害者ビジネス」と揶揄する声も出ています。


▽権力監視には証拠収集を

公職選挙法の適用は慎重になされている面があり、選挙妨害の立件には直接的な暴力があったことを立証できなければ難しいようです。
 ただ今回のカウンター活動は、応援演説という選挙活動の中で実行されているため、検挙を免れたとしても違法スレスレの行動と批判される懸念があることも認識すべきでしょう。
 私個人としては、杉田氏には自由に話してもらい、その映像を撮影したり音声を録音してチェックしようという立場です。そのことが杉田氏のデマやヘイトを抑止し、国民の分断を煽るような活動を阻止することにつながるからです。
このところ相次いで安倍政権の閣僚が辞任していますが、応援演説などで不用意な軽口を叩いた一言が原因となっています。動かぬ証拠こそ、力を持つのではないでしょうか。
 国民が権力者を監視している姿勢を見せることが大事だと思います。

2019年3月15日金曜日

【杉田水脈】米国務省「LGBTは生産性がない」を問題視

米国務省が13日に公表した「人権報告書2018年版」の日本の項目に、自由民主党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が「性的指向と性自認に基づく暴力行為と差別、他の虐待」(Acts of Violence, Discrimination, and Other Abuses Based on Sexual Orientation and Gender Identity)の項目に登場しているのを発見しました。
どのような内容なのでしょう?
→報告書の原文はこちら


▽「LGBTは生産性がない」発言が世界に拡散

杉田センセイに関する記述は以下の通りです。

(原文)
A ruling Liberal Democratic Party (LDP) Diet member, Mio Sugita, wrote in a July article that LGBTI persons are “unproductive” as they do not give birth to children. After the article’s release, the LDP issued a statement saying that the party aimed for a diverse society, including LGBTI persons, and admonishing Sugita. The magazine subsequently ceased publication after an extensive public backlash against Sugita and the magazine, including from the disability community and prominent writers.

(和訳)
「与党自民党国会議員の杉田水脈氏は7月の記事で、LGBTIの人々は子供を出産しないため『生産性がない』と書きました。記事が発表された後、自民党は、党としてLGBTIの人々を含む多様性のある社会を目指しており、杉田氏を指導したとする声明を発表しました。その雑誌はその後、杉田氏と雑誌に対する障害者コミュニティや著名な作家も含めた大規模な大衆の反発の後、出版を中止しました」
※報告書は「LGBT」にインターセックス(中間的な性)の「I」を加えた表記としています。

 東京外国語大学卒業で自称ジャーナリストの有本香さんに「和訳が間違いだらけ」と嫌みを言われそうですが、どうか細かい誤訳や違和感はご容赦ください。
まあ、ざっと読んだ限り、杉田センセイの騒動を含めLGBTを巡る日本の現状が簡潔に書かれている印象です。

▽やはり記者会見を

人権報告書は、米国務省が人権の尊重が人類共通の利益につながるという考えに基づいて各国の状況を毎年作成しています。報告書は米国の議会に提出され、インターネットで全世界に発信されました。
 杉田センセイは衆議院の外務委員会に所属し、自民党の「外交部会」副部会長というお立場。中国のウイグル問題などからも明らかなように人権を巡る諸課題は外交ツールにもなる重要なテーマです。与党の外交問題の要職にいる以上、人権に関する国際的潮流を把握するべき重責を負っているはずです。
 ところが、今回の報告書によって杉田センセイには人権軽視派の烙印を押されてしまいました。「LGBTに生産性がない」という雑誌記事についての釈明会見は、未だに開かれておりません。ネット社会でダンマリは通用しません。繰り返し当時の問題を蒸し返されるでしょう。
 
こうした事態を回避するためには、杉田センセイが記者会見を開き、どのような考えでLGBTを「生産性がない」と表現したのか、多くの当事者を傷つけたことをどう考えるのか、今後与党議員としてどのように人権問題に対応していくのか--といった国民の疑問を答えることが必要だと考えます。
 2020年東京五輪・パラリンピックの開催都市は、性的少数者を含むあらゆる差別を禁止する五輪憲章の遵守が求められています。
五輪憲章はこちら
 杉田センセイは自民党女性局次長でもありますが、英BBCの番組「日本の秘められた恥」でも性被害に遭うのは女性の責任とも取れる発言をし、日本の人権意識の水準を世界に発信したことも忘れてはいけません。ぜひ記者会見を開催し、ご自身の言葉で人権尊重に対する決意を表明していただきたいところです。


▽その他の部分の和訳

報告書の該当項目の原文は3段落構成で、杉田センセイの記述は第二段落だけでした。第一段落と第三段落の和訳もおまけしておきます。

(原文)
No law prohibits discrimination based on sexual orientation or gender identity. There are no existing penalties associated with such discrimination, and no related statistics were available. The law allows transgender individuals to change their legal gender but only after receiving a diagnosis of sexual-identity disorder. Lesbian, gay, bisexual, transgender, and intersex (LGBTI) advocacy organizations reported no impediments to organization but some instances of bullying, harassment, and violence. Stigma surrounding LGBTI persons remained an impediment to self-reporting of discrimination or abuse, and studies on bullying and violence in schools generally did not take into account the sexual orientation or gender identity of the persons involved.

(和訳)
「(日本には)性的指向または性自認による差別を禁止する法律はありません。そうした差別に関する既存の罰則はなく、関連統計も入手できませんでした。法律では、トランスジェンダーの人が、性同一性障害の診断を受けた後に限り、法的な性別を変更することができるとしています。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス(LGBTI)の支援団体は、組織に対する妨害はないが、いじめ、嫌がらせ、および暴力についていくつかの例はあると報告しています。LGBTIの人々を取り巻くスティグマ(負の烙印)は、差別や虐待を自己申告の妨げとなっており、学校でのいじめや暴力に関する研究では、関係者の性的指向や性自認が考慮されていませんでした」

(原文)
In October the Tokyo Prefectural Government, as host city of the 2020 Olympics and Paralympics, enacted a law that states, “the Tokyo Metropolitan Government, citizens, and enterprises may not unduly discriminate on the basis of gender identity or sexual orientation,” in order to realize the antidiscrimination Olympic Charter. An NGO, Japan Alliance for LGBT Legislation, publicly lauded the ordinance as the first-ever prefectural ordinance to ban discrimination against LGBTI persons, but it also expressed concern about its effectiveness due to the lack of a remedies clause.
(和訳)
「10月には、東京都が2020年五輪・パラリンピックの開催都市として、五輪憲章の差別禁止を実現するため「東京都、市民、企業は性自認や性的指向に基づいて過度に差別してはならない」ことを定めた条例を制定しました。NGOである「LGBT法連合会」は、LGBTIの人に対する差別を禁止する初の都道府県条例として大きく賞賛しましたが、救済条項が無いことによるその有効性に対する懸念も表明しました」

2019年3月11日月曜日

【有本香】得意の英語ネタで批判者を公開処刑するも大恥をかく

東京外国語大学出身で自称ジャーナリスト有本香さんが得意の英語を巡り、まさかの大騒動を引き起こしてしまいました。面白い展開だったので、顛末を記録しておくことにしました。 事の発端は有本さんでした。3月10日午前1時52分のことです。
ツイートに批判的なリプをしたアカウントのプロフィールの英文が「間違いだらけ」だと皮肉たっぷりに断罪したのです。 プロフィールの英文は次のようなものでした。



"Do you hear the people sing? Singing a song of angry men. It is the music of a people who will not be slaves again."

ぱっと見た感じは散文的で歌詞のようですね。
有本さんのリプ欄には「翻訳アプリでも使ったのでしょう」「外大ご出身の有本さんにダメ出しされる英文のプロフィール、朝から大笑いです」と追従して嘲笑するコメントのほか「日本語文法英語訳ですね」「センター試験5割切るレベルの英語力ですね笑」などと文法のミスであることを強調する意見まで飛び出し、攻撃された方が気の毒になってきます。


まるで公開処刑ですね。怖いです。

▽実際は英国映画の歌詞だった

ところが、そうこうしているうちに「レ・ミゼラブル」の歌詞では?という指摘が・・・。試しにネット検索すると、全く同じ文章が2012年の英国映画「レ・ミゼラブル」の中で歌われる「民衆の歌」の歌詞として出てきます。
つまり、このプロフィールの文章は日本人ではなく外国の人が作った歌詞だった訳です。
フジイタカコさんの示した図によると、ほぼ一緒というか同じですね。


結局、種明かしがされるとネトウヨさんたちの追従は嘘のように静かになりました。
有本さん、確か静岡県戸田村から東京外国語大学に進学された神童だったはずなのに、こんなことも見抜けないなんて・・・まさに「ああ、無情」。
 この方のブログを拝見すると有本さんは東京外国語学部は卒業したのは事実ですが、ヒンディー語科だったそうです。まあ、だからどうだという訳ではないですが・・・。

▽それでも負けたくない

有本さんが、ここで白旗を揚げると思ったそのとき、3月11日午前9時22分にまさかのツイートが投稿されたのです。
な、なんと「間違いだらけ」なのは「定冠詞」だという説明!
添付画像は確かに定冠詞は全て「the」となっており、プロフィールの文章の「a song」「a people」とは異なります。
ここで間髪入れずにツッコミが入るのもツイッターならでは。 すかさず、オリジナルの映画の歌詞も定冠詞は「a」になっていると指摘が。

こちらがオリジナルの歌。歌詞に注目です。


ちなみに、フジイタカコさんが評論家の佐藤健志さんに確認したところ、実際には「a」と言っているけど日本語版CDの歌詞カードには「the」と書いてあるとのこと。 まあ、どっちでも意味は通じるということなんでしょうね。
有本さんは「民衆の歌」の歌詞との整合性を指摘したに過ぎず、英文それ自体の誤りとは無関係の部分です。「a song」「a people」であったとしても、文法上は間違っていないのです。
だめ押しのツイートが恥の上塗りをする結果となってしまいました。


▽謝ったら死ぬかもしれない病?

有本さんは誤りを認めるどころか、批判者を「ヘイトスピーカー」と誹謗したり、文法上は問題のない定冠詞に因縁をつけて逃げようして醜態を晒してしまいました。
 思い起こせば百田尚樹氏が昨年上梓した『日本国紀』の校正をしたのも有本さんでした。昨年11月の発売以来、ルイス・フロイスとフランシスコ・ザビエルを取り違えるなどのミスが次々と判明したのは記憶に新しいところです。
有本さんはチェックミスをなぜか百田さんに謝罪しましたが、読者に対しては正誤表の公表にも応じず、『日本国紀』は増刷のたびにこっそり訂正されました。今でも同書には単なる言葉のあやだった「マッカーサー神社」がさも計画されたかのように描かれたり、「ベ平連はソ連の活動団体」など根拠不明のデマがそのまま残されています。
 編集者として読者に誠実であれば、謝って事実を認めればいいのに、素直にできないのは「謝ったら死ぬかもしれない病」なのかもしれませんね。

▽おまけ

「レ・ミゼラブル」はミュージカルにもなり、「民衆の歌」は合唱などでも広く歌われています。
 日本語ですが個人的には「自由の森学園」の有志が国会前で披露したこのバージョンが好きす。有本さんのことは忘れて、どうぞ若者たちの歌声に耳を傾けてください。


▽おまけ②
 青山繁晴氏ウオッチャーのカルロストシユキさんが、今回の顛末について分かりやすい動画にまとめてくださいました!

2019年3月7日木曜日

【上念司】NHK職員の個人名を挙げ誹謗中傷デマを拡散

経済評論家の上念司氏が3月6日朝、事実と異なるデマをツイッターに投稿しました。
NHKに勤務するディレクターの男性の実名を挙げ「しばき隊の『沖縄支部長」だった』とし「日本をdisる(貶める)活動を続けているんだって!」「また変な番組出てくるぞ」とフォロワーを煽っています。
7日午後時点でRTは5千以上、いいねは1万を超えています。
フォロワー数30万超のベストセラー作家の百田尚樹氏もRTしたこともあり、瞬く間に拡散しました しかし、そもそもツイート内容は事実なんでしょうか?

▽しばき隊の沖縄支部長?

インターネット上の百科事典wikipediaの関連項目によると「しばき隊」はフリー編集者の野間易通氏が2013年1月にツイッターで呼びかけて発足した市民団体「レイシストしばき隊」のことで、同年9月30日に解散しています。ヘイトスピーチを繰り返す「在日特権を許さない市民の会」などのデモに対する抗議行動を展開していたそうです。
 野間氏はその後「対レイシスト行動集団(Counter-Racist Action Collective、略称C.R.A.C.)」を主宰し、同様にカウンターを続けています。
 上念氏が攻撃している今理織氏は、確かに2013年から17年までNHK沖縄放送局に勤務し、沖縄戦などを取材した経歴があるようです。ツイッターを検索すると、どうも「沖縄支部長」ということを言い始めたのは@yoniumuhibiというアカウントの18年5月22日のツイート。「nos」というのは今氏のことを指しています。
ところが、このツイートに対し「デマだ」という指摘が相次いただためか、3日後の5月25日の投稿では「比喩的な表現」とトーンダウンしています。
意味不明の理屈で、支部長は比喩だと言いたいのだそうです。
その是非はともかく、このツイートが元になり、今も「沖縄支部長」というデマが流布している状況のようです。


▽当事者が全否定


 そうこうしているうちに「対レイシスト行動集団」(C.R.A.C)のツイッターが3月6日夜に公式コメントを出しました。
 「しばき隊にもC.R.A.Cにも沖縄支部どころか支部はひとつもない」「メンバーにNHK職員はいない」と上念氏のツイートを完全に否定するものでした。
 そして上念氏は「しばき隊のスパイ」であるとして「保守は馬鹿で嘘つきだと印象づけるのが彼の任務であります」と皮肉ってツイートを締めくくっています。事実確認もせず、デマを拡散して信頼を失うのは上念氏にとどまらず、保守を自称する人たち全体であるという指摘です。

▽日本disるというより・・・

上念氏は今氏について「日本をdisる活動を続けている」「変な番組」と決めつけています。これは本当でしょうか。
 今氏は、かつて沖縄県の米軍基地に大量の核兵器が持ち込まれていた事実を、米国の機密文書や証言、記録映像などから掘り起こし、17年9月にNHKスペシャル「スクープドキュメント沖縄と核」にまとめています。  
この番組は「日本をdisる」のではなく、逆に「米国によって沖縄がdisられている」ことを明らかにする内容ですよね。デイリーモーションにアップロードされた動画はこちら
米国施政下の出来事とはいえ、沖縄に秘密裏に核兵器が持ち込まれていた事実は、日米安保の下にある全ての日本人が知るべき内容です。それを報道の力で白日の下に暴いたのは今氏の熱意があればこそ。
 むしろ賞賛されるべき仕事です。


▽首相もヘイトスピーチを批判

また今氏が抗議活動を展開したレイシストによるヘイトスピーチに関し、安倍首相は2013年5月の参院予算委員会の答弁で「一部の国、民族を排除する言動があるのは極めて残念なことだ。日本人は和を重んじ、排他的な国民ではなかったはず。どんなときも礼儀正しく、寛容で謙虚でなければならないと考えるのが日本人だ」と批判しています。
  16年6月にはヘイトスピーチ規制法(本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律)が施行され、ヘイトスピーチは禁止されています。
 つまり今氏の抗議運動は、安倍首相の言葉を借りれば、排他的な国民ではなかったはずの日本人の名誉を守る活動でもあるのです。
 上念氏が今氏を批判する理由は謎ばかり。
 保守をdisる活動をしているという指摘もあながち外れていないかも?

2019年3月2日土曜日

【杉田水脈】脅迫事件の結末、発表無しは政権の意向?

自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)を脅迫した男が略式起訴されていた--。瞬く間に拡散した情報でしたが、ほとんど報道もなく、杉田センセイ自身もダンマリのまま。真相は依然として藪の中です。少し情報を整理した方がよさそうです。

▽肩書も誤り?
 今回の情報は公的組織から発信されたものではなく、@matseggさんの独自情報であることが特徴です。ただ一報の後、他のアカウントが周辺情報を収集した結果、初報とは少し異なるのではないかという声も寄せられています。
 最初の情報は次のようなものでした。

前の記事ではハッシュタグの「岩田鋼」という固有名詞が誤りであり、リプ欄で訂正されていることを書きました。
しかし、不幸にもこれをタレントの千葉麗子さんが引き写して拡散してしまい、後にリプ欄で訂正したものの誤った氏名が大拡散してしまいました。
 次に物言いがついたのは「大病院の内科部長」という肩書です。杉田氏と関係の深い漫画家のはすみとしこ氏はこのようなツイートを投稿しました。

この男性は警察に自首した後に勤務先を退職したというのです。つまり、勤務先に関しては初報は間違えていた可能性が出てきた訳です。はすみ氏は安易に電凸しないように呼びかけています。迷惑がかかるのだから当然の対応です。

▽産経が1か月前に報道していた

matzegg氏が「どこの新聞社も週刊誌も取材に行かないの???」と疑問を投げかける中、唯一報道していた新聞社がありました。産経新聞です。

これを見ると地方面である「東京版」のみの掲載だそうです。しかも都立高校の入試の記事の隣の小さな扱い。悲しいことに、実は1月25日の時点で報道していたことが、1か月後に知られたのです。どれだけ読者がいないんだ、産経新聞
 ネットの前のめりな姿勢と比べて明らかにトーン低いですね。
 注目すべきは取材相手。杉田氏が昨年7月に警視庁赤坂署に被害届を出したのだから、「赤坂署によると」と取材先を明記するのがスタンダードなスタイルです。ところがこの原稿を見ると「関係者」となっています。
 通常の記事にはあるはずの、男性の住所、氏名、職業、年齢に加え、逮捕と略式起訴の時期、罰金の金額など必要な情報が全くありません
 これは警察を取材しても「発表案件ではない」と詳細の回答を拒否された可能性が浮上します。
 少なくともネットで出回っている罰金の「30万円」という金額すら産経新聞は取材できておらず、この「関係者」も情報は余り持っていなかったことが推察されます。

▽人権派弁護士が圧力?

ネットでは産経の記事が小さかったことや、その他のメディアで報道されないことに不満が爆発し「報道しない自由」などと批判の矛先が向かっています。
 確かに命を守るべき医師が、国会議員に殺害予告をして脅すようなことは許されないことです。コンビニのコーヒーのカップにカフェラテを入れた男が逮捕されても発表する警察が、これは公表しないことはアンバランスとしか言いようがありません。
 ネットでは物知り顔(想像w)で「人権派弁護士が付いたから報道が抑制されている」というまことしやかな話をする人も出てきて、具体的な弁護士名がさっそく書き込まれています。当然、これも公的機関から出た情報ではないため真偽は全く不明です。

 しかし、具体的に3人の弁護士が報道を抑制するために何をしたかに関して説得力のある情報は一切出ていません。弁護士はクライアントの人権を守るため戦うのは当然なので、それを理由にするのはちょっと無理があるんじゃないかなと思いますけど。
 また、産経以外にも保守系の新聞やテレビもあるのに、全く情報が出ないのは他の理由がありそうです。

▽政権の意向か

ここで私が注目しているのは、杉田氏の動きです。
 一連の情報は親友の千葉麗子、はすみとしこの両氏がツイートしたことで、相互フォローしている杉田氏も把握しているはずです。産経新聞が報じたことも当然秘書から知らされたことでしょう。被害届の提出をツイートしているのだから事件が解決した旨をフォロワーに知らせるのが常識的な対応です。
 しかし、杉田氏は現時点で不自然なダンマリを続けているほか、関連するツイートにも一切「いいね」を押していません。杉田氏がブログに経緯を書けば、報道せずとも正しい情報が伝わるはずです。完無視しているのは、このニュースが大きく報じられることが誰かにとって都合が悪いことではないかと考えるのです。
 杉田氏の事件は「生産性のないLGBTに税金を投入するのは間違い」とする論文を発表したことが端緒。数千人が自民党本部を取り囲むデモが発生し、新潮社が雑誌の休刊を決めるなど自民党政権を大きく揺さぶったのはご存知の通り。

そしてまた警察が発表すると、再び事件のことが蒸し返される懸念があるのは言うまでもないことです。
 ご存知のように今年は選挙イヤーです。4月に統一地方選、7月に参院選を控えています。行政のスケジュールでは消費税の増税も予定されています。統計不正問題で再び信頼が揺らいでいる今、政権としては少しでもマイナスとなるニュースは避けたいのが心情ではないでしょうか。
 杉田氏がダンマリを続けている理由を考えると、人権派弁護士説よりも、選挙への悪影響を避けたい政権が情報を出さないよう動いている方が説得力があります。

▽全ては藪の中

と、つらつら書いてきましたが、信頼できる公的機関からの情報提供が全くないため、結局の所、分からないことだらけです。
 公的機関が認定していない男性の写真もネットで拡散されてていますが、個人情報の流出につながるので結構危ないんじゃないかなあと思って眺めています。
 以下、情報の整理です。

・7月23日  杉田氏が警視庁赤坂署に被害届を提出(杉田氏本人が発信)
日時不明  男が出頭?逮捕も不明容疑も不明住所、氏名、職業、年齢不明
日時不明  東京簡裁が脅迫罪で略式起訴(産経情報)
日時不明  罰金支払い(ネット、産経情報)。30万円(ネット情報のみ)
★弁護士   固有名詞が出ているが真偽不明(ネット情報のみ)

【杉田水脈】「悪口言ってない」橋下氏に徹底反論

自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)に対し、前大阪市長の橋下徹氏が「ポンコツ」などと批判する動画の文字起こしをしました。
【杉田水脈】橋下徹氏が「ザ・ポンコツ」「生産性はないのはお前だ」と批判

しかし、これは一方的な意見なのかもしれません。実は杉田氏は2017年に橋下氏にツイッターで徹底的に反論しているのです。
不公平になるといけないので、杉田氏の言い分も紹介しておきます。


▽悪口言ったことない

杉田氏は「私が当選したのは橋下さんのおかげ、維新の風のおかげ」と維新に対する感謝を明確にしています。また「悪口、影口(ママ)も言ったことがありません」と、動画に出てくるような橋下氏の批判を否定し、「女子中学生の喧嘩みたいな低レベルの嘘」だと断定しています。

 続いて「証拠を出して下さい」「今まで証拠を出した人は皆無です」とたたみかけます。確かに証拠がないならデマと言われても仕方ありません。

さらに反論は続きます。「ツィッター(ママ)やfacebookをすべて見てください。私は一度も維新や橋下氏の悪口を発信したことはありません」。私も一通り拝見しましたが、その言葉の通り、現時点で確認できるSNS投稿からは確かに悪口らしき記述は見つかりませんでした。

▽当事者同士は話し合わず

本当に杉田氏が橋下氏や維新に悪口を言ったのか--。少なくともSNS上では確認できません。何が火元になって、どこに煙が流れていったのか。そもそも火元はあったのか。情報の伝達経路を見るとどうやらファーストコンタクトは松井一郎・大阪府知事から中田宏氏への電話連絡だったというのです。

 ここから分かることは、怒っている橋下氏と批判されている杉田氏とは直接話し合っていないということです。お互いに間に人を挟んでやり取りしているので、結局真偽がよく分からない結果となっているんですよね。まるで伝言ゲームですね。

▽「国士気取り」への反論は

橋下氏は杉田氏を「国士気取り」とこき下ろしていました。これについて杉田氏は以下のように説明しています。

杉田センセイの説明によると「維新に行けば慰安婦問題も自主憲法制定もできなくなると言われました」という理由で、不利になるのを承知で次世代の党を選んだのだということです。これを「国士気取り」と呼ぶかどうか分かりませんが、維新という政党で慰安婦問題や憲法改正を主張してはいけない政党だったんでしたっけ?

さらに、杉田氏は当時の様子を詳しく解説しています。


こうした杉田センセイの反論に対し、橋下氏は返答をしていないとみられます。

▽特撮愛?

お互いに平行線のままの橋下さんと杉田センセイ。ただ、杉田センセイは不思議なツイートも残しています。「嘘をはね返したいという思いがあったとはいえ、行き過ぎだったと反省しています」。潔白を証明しすぎたと言いたいのでしょうか。それとも他にも何かがあったのか。実に気になります。

さらに、なぜか正義の味方になって一連のツイートを締めくくっている杉田センセイ。特撮愛ですか・・・意味がよく分かりません。
これはもう、杉田センセイと橋下氏が二人で徹底討論してもらう他なさそうです。
「途中でわかりあえば許す」という展開になるのが理想的ですが「最後は正義が勝たないと嫌」な杉田センセイ。話は余計こじれそうな気がしないでもありませんね。

2019年2月27日水曜日

【杉田水脈】ホント?センセイを脅迫した医師に罰金30万円!

自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)を殺害すると脅迫したとして、ツイッター上で大病院の内科部長が略式起訴され罰金30万円を支払ったという情報が昨夜から駆け巡っています。これは本当なのでしょうか。

▽「報道側の人間」?


このツイートが出たのが2月26日午後8時54分
犯人とされる人物の実名が記載されたサイトにリンクが張ってあります。
リプ欄を見ると、フェイスブックとみられる文章も添付されています。

「杉田と私の間にどういう事件が起きているか、ご存知でしょう」「私は法律上の過ちを犯したことについて正統(ママ)な刑を受ける用意はある」などと記述され、確かに信憑性は高そうです。

ただ、この投稿が15週間も前のものであり「岩崎剛」なる人物が医師かどうかも第三者には分かりませんし、罰金30万円の記載も当然ありません。
当然真偽を確かめようとするリプがつくのですが・・・
「報道側の人間」だから情報を入手できたという説明をしています。
でも冒頭に報道しないマスコミを批判していたのはこのアカウント自身。
報道側の人間だったら、フツーに報道すればいいのでは?
謎は深まります。

▽爆発的に拡散するも仲間たちは慎重

と、いう疑問が残るのですがネットの情報拡散力はすごい。
フォロワー30万人以上の百田尚樹さんがリツイートして、一気に爆発。

さらに杉田氏と親しい女優の千葉麗子氏は27日午後1時28分にツイート。


悲しいことに本当は「岩崎」という名字を「岩田」と一部で打ち間違えています。
さすがに気付いたようでリプ欄で訂正しています。
これは最初のツイートのハッシュタグが岩田となっていたためでしょう。
チバレイさんは、さらに「娘をレイプする」という別の脅迫事件も一緒くたにしているのも不用意です。これは今回の殺害予告事案とは一切関係ありません。
ちょっと注意力が散漫なタイプなのかも。

そして、杉田氏の盟友の漫画家はすみとしこ氏はかなり遅れて27日午後3時33分に引用RT。

さすがに事実関係は注意深く書いていますな。
おそらく、はすみ氏のツイートが遅くなったのはどこか信頼できる筋から裏を取っていたとみられます。

▽おさらい

今回のものとみられる事件は今年7月に発生。「自分はゲイだと名乗る人間」から、杉田氏の事務所に「お前を殺してやる!絶対に殺してやる!」と書かれたメールが届き、杉田氏が7月23日に警視庁赤坂署に被害届を出したというものです。

自民・杉田水脈衆院議員に殺害予告 被害届を提出 寄稿論文と関係か(産経新聞)

自称「報道側の人間」によると、マスコミは既に情報をつかんでいるそうなのですが、報道できない理由があるようです。通常なら何らかの通院歴があるなど基準に引っかかるケースも考えられるので、マスコミを批判するのも早計かなーと思ったり。
いずれにしても事件の真偽が気になってモヤモヤしますよね。




【杉田水脈】見逃すな!センセイがお仕事机を大公開<後編>

前回に引き続き、自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)がツイッターに投稿し、全世界に発信した執務机の写真を見ていくことにしましょう。
「赤いティッシュ」や「名古屋巻きの名刺」、「ジャズピアニストのCD」といったセンセイ好みの小物に囲まれた平和な雰囲気とは一転、パソコンのデスクトップから漂ってくる不穏な空気の正体は一体・・・


▽デスクトップは要整頓

デスクトップは、予算委員会分科会の質問作成作業が終わりウイルスチェックソフトで処理中。ウイルスに感染して情報が流出したら大変なことですもんね。
 まあ杉田氏はご自身が無断で個人情報の入った署名簿を撮影し、世界に個人情報を流出させていますから、ハード面だけの対策には限界がありそうです。
 こざっぱりとした部屋とは対照的に、デスクトップには画像や文書などのファイルが無秩序に並んでおり、フォルダーを活用して整理すると作業効率は上がりそう。もし秘書の方がこのブログをご覧になられていたら、少し整理されることをオススメします。
 私の保存した画像データは解像度が低く、ここは原大隅守獅子丸さんに投稿していただいた写真から各ファイルを拝見させていただきます。

▽科研費関係はマストでしょ!

まずこれ。科研費に関係する文書ですかね。


 センセイは昨年、ご自身の考えとは異なる視点を持つ学者に支給された科研費をやり玉に挙げ「反日活動に使われている」というデマ主張を拡散しました。やがて、それは「名誉毀損訴訟」という巨大なブーメランとなって杉田氏に襲いかかることになったのは周知の通りです。
 杉田氏は当時、ツイッターのフォロワーさんに向け、ネトウヨさんが反応する「慰安婦」や「徴用工」などのキーワード検索をして、科研費批判を煽っていたので、このリストでも保存してあるのでしょうか。

 ちなみに杉田氏は、昨年3月ごろから科研費について散々騒いだ末、5月になって科研費の入門書をご主人に買ってきてらったことを告白しました。あちこちで文系の研究を批判して回っていたにも関わらず「文系のことについては依然分からず」というまさかの発言に、日本国中の杉田水脈ファンを驚愕させたのはいかにもセンセイらしいエピソード。普通は役人を呼んでレクさせるでしょう。それも怠っていたということを満天下に示した訳です。

 さらにその本が古本ではないかという精神科医の香山リカ氏の指摘もあり、大いに盛り上がりました。


昨年12月に放送されたMBSの「バッシング」の中で、杉田氏は「科研費には詳しくない」と公言し、「驚きでアゴが外れた」という119番通報が全国で相次いだとかそうでないとか・・・。

 いずれにせよ、公人としては国民を攻撃しておいて「そりゃねえだろう」という対応に終始しているセンセイでした。

▽維新・疑惑のファイル

続いて、これは何でしょう。

「兵庫県・維新議員の疑惑について」?そう読めますね。何やら物騒です。
杉田氏が初当選したのは、維新から兵庫6区で出馬した2012年。選挙区では落選しましたが、比例近畿ブロックで復活当選を果たしています。
 古巣である維新の疑惑・・・センセイは何かとても重要な秘密を握っているようですね。
 ちなみに国会議員に限れば、維新のセンセイは室井邦彦、清水貴之、片山大介の3氏の参院議員が兵庫県から選出されています。

 室井氏は野田内閣で国交政務官という要職を務め民主党から維新にくら替えした珍しい経歴を持ちます。清水氏は元朝日放送のアナウンサーで、片山氏は元NHK記者で日本維新の会共同代表の片山虎之助参院議員の次男だそうです。
 どの方の疑惑が握られているのか気になるところですね。
 室井先生のウィキペディアを拝見すると、杉田氏が敵視しそうな団体や議連に入られていることが分かりますが、どうなんでしょ?

 杉田氏は維新から分党した次世代の党に移り、次世代の党は「日本のこころ」に党名が変更されました。理由はよく分かりませんが、杉田氏は自民党に移り、選挙区のようにドブ板の苦労がない比例単独候補として楽々当選しました。羨ましいですね。
 橋下徹氏との確執があったり、やはり身を守るツールとして相手の弱点を押さえておこうということなのでしょう。さすが闘う政治家です。
 この他では「言論さくら組」のファイルも見えます。これは自称ジャーナリストの櫻井よしこさんが子分を集めたインターネット番組用のものですね。櫻井さんは杉田氏を安倍晋三首相に売り込んでくれた大恩人ですので、デスクトップに置くのは当然の成り行きでしょう。

▽消されたツイート

 現代は情報戦の時代。敵と闘う武器はナイフやミサイルではなく、今やパソコンなのですね。杉田氏が執務机をツイッターに投稿直後から、私もフォロワーさんたちとワイワイ盛り上がっていたのですが、悲しいことにセンセイはツイートを何も無かったかように削除してしまいました。
ご本人から説明がありませんので、理由は分かりません。議員の生活を身近に感じられる写真だったのに残念としか言いようがありません。

2019年2月25日月曜日

【杉田水脈】見逃すな!センセイがお仕事机を大公開<前編>

自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が24日、衆院議員会館のご自身の執務室の机を全世界に公開されました。我々のような一般人は滅多に見られない機会なので、じっくりと拝見させていただくことにいたしましょう。

▽謎に包まれた執務室

杉田氏の国会事務所は公開情報によると、衆議院議員第2会館907号室にあります。ちなみに両隣はともに自民党議員で906号室は根本幸典氏(愛知15区、国交政務官)、908号室は穂坂泰氏(埼玉4区)の事務所が入居しています。
904、905の各号室は杉田氏が<敵>とみなす共産党のセンセイの部屋なので、エレベーターで杉田氏と一緒になると、かなり緊迫した雰囲気に包まれそうです。

 杉田氏の部屋は時折、インターネット番組などの収録に使われます。2018年2月15日には、英国BBCのインタビューを受けたことをツイートしました。

これが全景です。こざっぱりしていますね。本棚に並んでいるのは著書でしょうか。センセイ、緊張していますね。

ご参考までに、完成したBBCのインタビューは次のようなものに仕上がり、日本中の話題になるとともに、日本の人権意識の水準を世界に知らしめることになりました。
ただし、机の上がどうなっているのかはこの時点で謎に包まれていました。

▽趣味はジャズピアノ鑑賞?

前置きが長くなりましたが、杉田氏が公開した執務机はこちらであります。
ジャジャーン!


いろいろと理由がありまして、この画像はスクリーンショットになります。
まず気になるのは奥にあるCDです。

センセイの思想に何か関係があるのでしょうか。そもそも誰のなんというアルバムなのでしょう。気になっていたところ、ツイッターでmoldさんから有力な情報が・・・

GEISTEさんからもほぼ同時にリプがあり、みなさまの検索能力に感謝するばかりです。
私は栗山さんという方を今回初めて知りましたが、プロフィールによると2009年に東京音楽大を卒業し、米ボストンに留学後、ジャズピアノのプロとして楽曲をリリースされているようです。
ちなみにお姉様は「南青山少女歌劇団」3期生の栗山絵美さんだそうです。

センセイの意外な趣味・・・と思いましたがこれ開封されているのか気になります。

ライブはカッコいいですね。


▽官能の赤いティッシュ

続いて、気になるのは赤いティッシュであります。


この商品ですかね?「情熱的な薔薇の薫りとローションの魅惑的な肌ざわり」。官能的なティッシュをお使いのようです。「アカ」は鼻紙としてゴミ箱に捨てるという意思の表れでしょうか。でも4箱で1680円(税込み)・・・庶民にはお値段が高いです。さすが高給取り!

▽名刺は名古屋巻き

名刺は「本物以上」とネットを一部騒がせた顔写真付きのものですね。名古屋・栄の美容室「ブランコエレガンテ」で誕生し、20年くらい前に流行した名古屋巻き。オジサン世代から親しみやすいスタイルは、さすが自称保守の思想を反映しているようです。
ちなみに名刺をツイッターでアップする猛者も登場するほど。名刺交換すると自慢したくなる気持ちは分かります。ウオッチャーとしては1枚コレクションしたいです。

▽PCでアイコン管理

興味深いのは杉田氏はご自身の仕事用パソコン(富士通製)のデスクトップも世界に向けて公開されていることです。さっそく内容を拝見いたしましょう。
 まずは先ほどの名刺の顔写真のアイコンが2つ並んでいる点です。下の方には別の顔写真がありますね。これは以前ツイッターとフェイスブックで使っていたものです。現在は名古屋巻きバージョンなので、このPCでアイコンの管理をしていることが判明しました。

これが以前のアイコンですね。センセイらしく、内容も非常に興味深いツイートです。


長くなりましたので今回はここまで。次はいよいよ謎に満ちたデスクトップのファイル類の分析に移ります。

2019年2月22日金曜日

【杉田水脈】橋下徹氏が「ザ・ポンコツ」「生産性はないのはお前だ」と批判

自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)のLGBTに生産性がないとした雑誌記事に関するAbemaTV『橋下徹の即リプ!』(2018年7月26日放送)の文字起こしをしました。
 橋下徹氏が杉田氏を何度も「ポンコツ」と罵倒しています。元々は杉田氏が日本維新の会から12年の衆院選に出馬して比例復活で初当選したのに恩知らずであることが怒りの原因のようです。

▽ザ・ポンコツ

橋下徹氏:そういう意味では子供を産むことがすべて生産性じゃないからね。

サバンナ高橋茂雄氏:杉田議員というのがいう生産性はどういう意味なんですか。

橋下:文章全部を僕がまだ理解していないのかもしれないけど、僕は同性の場合は子供が産めないから。だから生産性がない。

ひろゆき氏:安倍首相のところも(子供)いなかったなあと思うんですけど。

橋下:この杉田水脈というのは元々維新の会の国会議員だったんですよ。ポンコツの一人。さっき言うてたポンコツ、ガラクタの一人。

ひろゆき:では、責任の一端は・・・

橋下:すみません。もう一人いたでしょ。上西ナントカって。あの辺の「ザ・ポンコツ」の一人

サバンナ:この方は、維新から元々ポンコツとしてデビューされ・・・

▽国士気取りの恩知らず

橋下:元々みんなの党から出るとか言っていたのに、維新の方が勢いがあったから維新の方に来て「応援に来てくれ、応援に来てくれ」とクソ忙しいのに選挙区まで行って応援してやったのに、その後、「橋下は馬鹿だアホだなんだ」と言ってね、「大阪都構想なんかアホだなんだ」と、とにかくこの国士気取りの奴ね、「国を背負って」とか「国のために」とか言っている連中は恩知らずが多いね。

一同:ゲラゲラ

橋下:別に全部俺のおかげって言う訳じゃないけど、でも大阪でやってきて、いろんな積み重ねがあって、そういう看板で当選したことは間違いない訳よ。あれは恩を知らない保守気取りのヤツは本当に多いね。

ひろゆき:杉田さんが本当に思っているのか、こういうふうに言ったらオッサンに受けるんだよねっていう芸人になっているのか分からなくて。

サバンナ:扇情商法というか。

橋下:ネットの中のね、いわゆる国士気取りを応援する一部メンバーがいる訳。俺、ネトウヨって言葉は嫌いだけど、ネットの中の威勢のいいことだけ応援するヤツが一部いて、それにウワーッと拍手喝采を受けながら、ずっとこの路線でやってきた訳。この杉田っていうのは。

サバンナ:結構、この人炎上芸人・・・芸人じゃないけど。


▽日本一生産性がないのは・・・

橋下:僕は彼女の意見は彼女の意見としていいと思う。それは表現の自由があるから。誰か特定の個人を名誉毀損しない限り、個人の考えだからいいと思う。だけど僕は絶対に反対ね。LGBTは生産性がないと言うけど、生産性がないのはお前だ!

一同:ゲラゲラ

橋下:それわかっていないのか。この日本の中で一番生産性がないのは、こいつ。税金使って国会議員になって何の生産性もない、こいつは。

サバンナ:日本一だそうでーす。

一同:ゲラゲラ

橋下:保守っていうね、日本の歴史伝統文化を守れーって言うのは普通は、礼儀とか作法とかそう言うことでしょ?繰り返しになるけど、礼儀が一番ないヤツ。何で安倍さんが選んじゃんったんだろ。櫻井よしこさんがえらい推薦してね、安倍さんに電話かけて、安倍さんもえらい気に入っちゃったらしいんだけど、こういう国士気取りのヤツはダメ。もう。

サバンナ:維新で出て、今は自民なんですか。

橋下:で、落ちた訳、こんなん。で、維新で僕のこと「橋下はどうのこうの」と言って石原慎太郎さんの方(次世代の党)に行って、国士気取りグループに入って、見事落選して、一生懸命「国士気取り活動」やっている中で、ちょっと目に止まったのか知らないけど自民党で通ったと。

一同:へえー。そういうこともあるんですね。


▽生産性の高さと性は無関係

橋下:自民党ってすごいのが、その後、二階さんという幹事長が(LGBTに関して)そういう考え方もあると。

サバンナ:認めはったんですあ。

橋下:うん。ただ僕も考え方としてはいいですよと。僕は反対だけど。二階さんもそういうつもりで言ったのかな。だから自民党はそういう考え方なのかな。全部抱え込んで行くよね。

ひろゆき:考え方で言うと、世界で一番時価総額の高い会社、ちょっと前ってアップルなんですけど。社長はゲイなんですよ。

一同:へえー。

ひろゆき:だから生産性高い会社っていうとアップル高いよね。でゲイってことで、何言っているんだろう、杉田さんって。

サバンナ:その辺の認識って世界と比べて日本は遅れてますかね。

ひろゆき:人間が優秀かどうかということとゲイということと関係ない。優秀なゲイもいるし、ダメなゲイもいる。ヘテロセクシュアルな人で優秀な人もいるし、ダメな人もいる。自分が何が好きって関係ないと思う。それをごっちゃにしているのが・・・

サバンナ:この国一番のポンコツ発言という

橋下:ポンコツもポンコツなんだけど、維新の今のメンバーの中にもそういう考え方のがいるわけよ。

(ご参考) 橋下徹氏と足立康史・日本維新の会衆議院議員が罵り合いしてる模様? - NAVER まとめ 

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